患者さんとそのご家族へ

病気の話

低身長症

 

他のお子さんに比べてかなり身長が低いことですが、医学的には、同性・同年齢の子に比べてかなり背が低い(平均-2SD〈標準偏差〉)、あるいは年間成長速度がとても遅い(年間の伸びが4cm以下)ことになります。
低身長のお子さんは学校などの集団では必ず数人はみられることになり、健康そのもののお子さんの中にもおられ、いろいろな面で気になることが出てくると思われます。
低身長症の原因としては、生まれた時の大きさ、染色体の異常、ホルモンの異常、骨の問題、大きな病気を持っている、栄養不足、体質など多彩な要因によります。

 

低身長症においては、原因により治療(成長ホルモン補充療法等)が可能な場合があり、低身長であってもそのうち伸びるだろうと安易に考えずに、気になる場合や学校や幼稚園などで指摘された際には、必ず専門医のところに早めに受診されることをお勧め致します。


近畿大学医学部 小児科学教室

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